コンチータのポラロイドカメラ

コンチータにポラロイドカメラが与えられ、ガラバンダルの松林で聖母の出現を受けている最中にこの写真を撮った。この事実はマザー・マリア・デ・ラス・ニエベスが話したものである。

マザー・ニエベスがコンチータから聞いたところでは、人々が聖母の写真を欲しがったので、ある日、彼らはコンチータの手にカメラを渡し、使い方を教えたという。使い方を知らなかったからだ。脱魂状態に陥った後、コンチータが教えられた通りにカメラを操作し始めると、聖母は微笑んだ。人々があなたの写真を欲しがったので、これを持っているんですと聖母に言うと、聖母は「その中(写真の中)に現れましょう」と言った。出現が終わって写真を見てみると、暗い背景の上に光る聖母の輪郭が写っていた。コンチータの母(アニセタ・ゴンザレス)はこの写真をとても大切にし、死の日までベッドの横のテーブルに置いていた。