「祝福」ジョーイの偉大な祝福
ジョーイ・ロマンジーノは1996年、EWTNのマザー・アンジェリカの生番組に再び出演するために、アラバマに向かう飛行機に乗った。この日、私はジョーイに同伴した。飛行機の中で、私たちはいつも個人的な素晴らしい会話を交わした。この日、私たちは最初の出会いのことや、この出会いが私にとってどれほど大きな祝福であったかについて話した。そこでジョーイに聞いた。「あなたの人生で最も大きな祝福は何でしたか?」
さて、私が予想していた答えは、家族、彼の使徒職、ピオ神父への告解、ピオ神父が彼の嗅覚を回復したこと、コンチータと出会って友人になったこと、といった答えだったが、ジョーイの返答は私に衝撃を与えた! ジョーイは、多くの祝福を受けたが、最も大きな祝福は「盲目になったことだ」と答えたのだ。「本当ですか、どうして?」と言うと、「なぜなら、盲目になっていなかったら、私は決して救われていなかっただろうから」。盲目であることが、彼に霊的な視力を与え、救いへと導いたのだ。ピオ神父はジョーイにこう言ったことがある。「私はあなたの目の視力を回復させることはできないが、魂の視力を与えることはできる」。われわれの誰が、視力を失うという苦しみに耐えつつ、それを「祝福だ」と考えることができるだろうか? なんという洞察力だろうか。