5枚の祈りのカード

「またある時、5枚の祈りのカードが子供たちに渡され、聖母に口づけてもらうことになった。幻視者はそれらを一枚ずつ聖母に差し出していたが、聖母はあるカードを受け取るのを望まれなかった。そのカードの持ち主は震え上がり、泣きながら私のところに来て、自分の罪を告白したいと言った。その後、彼女は脱魂状態にある少女にこのカードを渡すために戻り、少女は聖母の話を聞いて微笑んだ後、口づけてもらうために、一番最初にそのカードを聖母に差し出した。これは私の目の前で起こったことであり、この人はこの話を人に言ってもいいという許可を私にくれた」──ラモン・アンドレウ神父

『マリアは急いで山へ行った』
第1巻5章 100ページ