驚異的なスピードで歩く脱魂の行進

セニョリータ・アセンション・デ・ルイスが書いた1962年3月18日付の報告書の中に、次のようなものがある。

「ロリは脱魂状態のままハシンタの家を出て、ロザリオを唱えながら村中を歩き回った。彼女の歩き方はまったく普通に見えたが、彼女の後を追う私たちは、追いつくために走らなければならなかった。そのようにして、彼女は陥没した小道へと進んだ。そこは石が多く、通り抜けるのは困難だった。この子は信じられないような速度で小道を上り、そして後ろ向きのまま、もう一度下りていった」

サンチェス・ベンチュラ・パスクアル著『ガラバンダルの出現』
第7章、93ページ