聖母は従順される

従順の徳は、疑われている幻視の信憑性を判断するための最大の指標の一つになります。従順の徳は悪魔が真似できない唯一の徳であり(悪魔はその性質上不従順)それゆえに本物の幻視の特徴ともなります。ガラバンダルでは、従順の証が非常に多く、少女たちの生活のあらゆる面から従順が浸透していたと言えます。

最も重要なことは、聖母は子供たちに従順の重要性、特に司教に従順であることの重要性を説いたことです。実際、聖母は子供たちに、自分よりも先に司教に従うようにと言っていました。

コンチータとのインタビューで最も印象的なのは、以下の説明で詳しく述べられているように、聖母自身でさえも、司教の命令に従っていたということです。

最初の頃、私たちは教会に入りました(聖母はしばしば子供たちを教会に連れて行き、そこで一緒にロザリオをしていました。)しかし人々が集まり大きな騒ぎになってしまいましたので、司教は私たちが教会に入ることはできないと言いました。すると聖母は、司教が教会に入るなと言った時から二度と教会には入らず、代わりに外に出たままになったと話しました。

私たちは聖母の従順の模範を見習いそれに従いました。

少女たちは、司教に従順であっただけでなく、両親、医師の尋問、批判や誹謗中傷などにも従順でした。子供たちは、子供たちに課せられた全てのことにおいて従順でした。