マリ・ロリの娘マリア・ロザーティ、母が亡くなる前に一緒にいた時のことを振り返る

「その日も特別なことは何もなかったのを覚えています。私たちはたわいもない話をしていました。私は母の前にあるソファに座っていて、妹のメラニーはドアの枠に立っていました。その時、母の頭が急に上がり、かすかなため息をつき、はっと息を飲んで、まるで何かに気づかされたかのように目を見開きました。そして、まるでその出来事を考えたことがなかったかのような驚きの表情で、私に言いました。

『聖母が、私に幼子イエスを抱かせてくださり、王冠を持たせてくださったなんて信じられる?』

母の目が私と合ったとき、私は唖然としました。それからしばらくして、彼女は少しリラックスしたように見えました。

彼女は今起こったことを恥ずかしがっていたようだったので、私はそれ以上問い詰めませんでした。母が再び私に出現の話をするのは、それから数カ月後のことでした。

この時点で母の病気はかなり進行しており、信じられないほどの痛みに襲われ、ベッドに横たわっていました。亡くなるまであと三週間ほどでした。この時、母は私の手の上に手を置き、私の目を見て尋ねました。

『聖母はどうして、私に幼子イエスを抱かせてくださり、王冠を持たせてくださったと思う?』

マリ・ロリの 「疑いの雲」は取り除かれ、マリ・ロリは生前に自分の身に起こったことを思い出し、確信を持って信じていたのです。これを理解することによって、この知識がガラバンダルの聖母のメッセージへの信仰を強めるという恩恵を誰かの心にもたらすかもしれません。ですから母のこの言葉を分かち合いたいと思います」

──マリア・ロザーティ(マリ・ロリの娘)

ピオ神父とロザリオ

パラディーノ神父(サン・ジョバンニ・ロトンドの修道士の一人)は、ピオ神父に毎日何回ロザリオを唱えているか尋ねたと報告している。答えはこうだった。「大体30環ともう少し、それより少ないことはありません」

「どうしたらそんなことができるのですか?」
「夜中に何か他にすることがありますか?」

別の時に、ピオ神父は三つのことを同時にこなしていることを認めた。「祈ること、ゆるしの秘跡を聞くこと、世界中を歩き回ること」

もう一人の修道士の一人であるマルチェリーノ・ラセンザニロ神父は、朝にピオ神父の手を洗うのを手伝っていた時、ピオ神父がロザリオを置こうとしないので、片手ずつしか洗えなかったと語った。

パレンテ神父は、なぜ他の祈りではなく、そんなにたくさんロザリオを唱えるのかと尋ねた。ピオ神父は、ロザリオによって求められた恵みを聖母が拒まれたことは一度もなかったと告げた。

聖母ご自身がピオ神父に言われました、「この武器によってあなたは勝利するでしょう」。ロザリオの力を確信していたピオ神父は、いつもロザリオを手にしていた。自身の死期が近づいたとき、彼は霊的な子どもたちにロザリオを勧めて言った。「聖母を愛し、聖母に愛されなさい。いつもロザリオを唱えなさい」

ピオ神父は夜、いつもロザリオを腕に巻いていた。死の数日前、ピオ神父がベッドに入ろうとしたとき、部屋にいた修道士たちにこう言った。「私の武器をくれ!」すると修道士たちは驚き、不思議に思って彼に尋ねた。「どこに武器があるんですか? 何もありません!」 ピオ神父は答えた。「それは、あなたが今かけた私の修道服の中にある!」修道服のポケットを調べた後、修道士たちは彼に言った。「神父様、あなたの服の中には武器はありません! ……ロザリオの珠しか見当たりません!」。ピオ神父は直ちに言った。「では、これは武器ではないのか? ……まことの武器では?!」

死の間際、ピオ神父はコンチータに手袋と通夜のベール、そして彼のロザリオを遺した!
世界中のすべての人々の中で、彼はコンチータを選び、彼女を信じた。

このことは私にとって多くを物語っている!

(グレン・ハドソン)