1965年11月13日
ガラバンダルでの最後の出現
1965年11月13日は、コンチータにとって喜びと悲しみが入り混じった日だった。聖母は十代だったコンチータのもとに御子を抱いて現れたが、それはガラバンダルでの最後の出現となった。
マリアは、この日は聖品に口づけるための特別な出現になると伝えていたので、コンチータはたくさんの聖品を持っていた。聖母はこれらの品に口づけた後、こう言った。「私がこれらの品に与えた口づけによって、御子は神の業を行われるでしょう。それを他の人にも配りなさい。コンチータ、子どもたちについて私に話してください。彼らを皆、私のマントの下に覆っています。ここで私を見るのはこれが最後になりますが、私はいつもあなたと、そして私の子どもたち皆と一緒にいます。コンチータ、どうして聖櫃の中にまします御子を訪ねないのですか? 夜も昼もあなたを待っておられるのですよ」。
コンチータは言った。「お二人に会えてとても幸せです。どうして今すぐ私を天国に連れて行ってくれないのですか?」すると聖母は答えた。「あなたの守護聖人の日に私が言ったことを覚えていますか? 『あなたが神の御前に出る時、あなたの手は、兄弟のため、そして神の栄光のために行った善い行いで一杯になっていなければなりません。あなたの手は、今は空です」』