モラレス博士、出現を阻止しようとする!

「路地」は、ロザリオを祈る人々でいっぱいだ。誰もが、出現が起こるときにはそこにいたいと思っている。私の隣には、ナンサ電気会社の副社長ロシャ氏がいた。彼は、フェルナンデス司教が組織した調査委員会の一員として派遣されたモラレス博士とピニャル博士と一緒に村まで来ていた。ロシャ氏が「今日の午後、幻視者たちは出現を受けるために『クアドロ』に行くことはないだろう」と言ったのを覚えている。私は「超自然的な事柄について、医者に言えることは何もない」と答えた。

私が「路地」の曲がり角を回ってみると、少女たちが道の半分ほどまで来ているのが見えた。モラレス博士が出現を邪魔しようとしていたので、私は彼女たちが「クアドロ」まで上って行くのをそこで待った。しかし、ロシャ氏にとって驚きだったのは、幻視者たちがモラレス博士の催眠術の試みに影響されることなく、「クアドロ」まで上って行ったことである。4人は膝をついてロザリオの第一の神秘を祈り始めると、すぐに出現を受けた。モラレス博士は現場に到着したが、出現を阻止することはできなかった。

4人の幻視者が一緒に叫んだ。「聖母だ!」と。最初は絶えざる御助けの聖母だと思ったが、後になってカルメル山の聖母だと気づいた。聖母が幼子イエスを抱え、手首にスカプラリオをつけていたからだ。聖母は天使に囲まれ、コンチータはその天使を大声で数えた。コンチータはまた「なんて目なの!」と言ったが、出現の後で、それは目の形をした至聖なる三位一体であることを知った。出現の間、女の子たちは泣き出し、マリ・クルスは他の子たちよりも泣いていた。その時、一人の医師が彼女の首をつかんで顔を背けさせようと(上記の写真のマリ・クルスを参照)したが、できなかった。首が割れるような音がしたので、彼女を傷つけたかと思ったが無傷だった。

1961年7月2日

(目撃者、ホアン・セコ准将(市民警備隊長))