1962年5月9日付の別の報告には次のように書かれている。
「復活祭の主日、バレンティン神父は、子どもたちへの聖母の出現の真偽をはっきり見極めることができるようにと主に求めた。
もし本当ならば、その証拠として、今夜寝ている間に子供たちが脱魂状態で彼のところに来て彼を起こし、彼に十字のしるしを切り、十字架を彼に差し出して口づけさせますようにと求めたのだ。
夜中の2時過ぎ、幻視者の一人が脱魂状態のまま、バレンティン神父が泊まっている家の戸口にやってきて、ドアをノックし始めた。住人は皆寝ていたので、最初は誰も返事をしなかった。しかしこの子は激しくノックを続けたので、やがてドアが開かれた。バレンティン神父はまだ寝ていて、子どもが家に来たことを知らなかった。脱魂状態のまま、彼女は教区司祭の寝室にたどり着いた。そして何の合図もなしに寝室に入り、バレンティン神父が目を覚ますまで、十字架を彼の唇に押し当てた。この子は十字架で彼に何度も十字のしるしを切り、彼に優しく微笑んで部屋を出て行った」
サンチェス・ベンチュラ・パスクアル著『ガラバンダルの出現』
第7章、93、94ページ