ルイス・アンドレウ神父の遺体は
腐敗していないのか?

コンチータは、ラモン・アンドレウ神父(ルイス・アンドレウ神父の兄)宛の1964年8月2日付の手紙にこう書いている。「奇跡の後のある日、あなたの兄弟(ルイス・アンドレウ神父)のご遺体は墓から取り出されます。ご遺体は元のまま(intact)でしょうという内的な語りかけを受けました」。

1976年、オーニャにイエズス会の神学校があった頃──最近移転した──そこに埋葬されていた他の多くのイエズス会士たちと一緒に、ルイス・アンドレウ神父の遺体が掘り起こされ、棺が開けられたという噂が流れた。

そして「すべての遺体が腐敗していた」と報じられた。この情報は直ちに、ガラバンダルを支持する人々を失望させ、出現の信憑性を失わせる新しい証拠として使われた。

一年後、私(訳注:エウセビオ神父、この本の著者)は友人から手紙を受け取った。その手紙によれば、ルイス神父の兄弟であったアレハンドロ・アンドレウ神父(訳注:ルイス神父の6人の兄弟のうち、4人がイエズス会士であった)に、ルイス神父の遺体について聞いたところ、次のように答えたという。亡くなった彼の兄弟の遺体は、他のイエズス会士たちの遺体と共に確かに掘り起こされ、ロヨラに移された。棺はすべて開けられたが、管区長はルイス神父の棺だけは開けるなと命じた。それゆえ彼らは遺体を移動したが、ルイス神父の遺体の状態を知ることはなかった。他の遺体はすべて腐敗していたということだ。

エウセビオ・ガルシア・デ・ペスケラ神父(カプチン会)著『マリアは急いで山に登った SHE WENT IN HASTE TO THE MOUNTAIN』第二版、190-191ページより