「ある時、幻視者の一人が周囲の人々全員に十字のしるしを切ったが、一人だけ飛ばしたことがある。……その人の動揺は想像に難くない。主任司祭はその後、なぜその人には十字架のしるしを切らなかったのかとこの少女に尋ねた。すると少女は、その場所にいた人の中で、朝起きて十字を切ったのはこの人だけだと言っておられたからです、と答えた。全員に確かめてみると、確かにその通りだったということが分かった。」 ──ラモン・アンドリュー神父
*祈り抜きで一日を始めないようにと教えてくれる良い教訓です。
『マリアは急いで山へ行った』第1巻5章 100ページ