1993年に出版された、アルブレヒト・ウェーバー著の「ガラバンダル・神の御指 Garabandal Der Zeigefmger Gottes」という本がある。
この本の初版の一冊が教皇ヨハネ・パウロ二世に献呈された。教皇はその後、秘書官であるスタニスワフ・ジーニッシュ神父(現大司教)に、この著者宛てに手紙を書くように求めた。
その結果、同書の2000年版の19ページに、教皇のこのメッセージの一部が記載されることとなった。それは「あなたがなされた全てのことに対し、神が報いてくださいますように。とくに、ガラバンダルに関連した出来事をもっと広く知らしめようとされているその深い愛のために。神の御母のメッセージが、手遅れになる前に、人々の心に入る入り口を見つけることができますように。喜びと感謝を表すために、教皇が使徒の祝福を貴殿に与えます」というものである。ウェーバーは書いている。「添付された教皇聖下ご自身の手書きによる署名付きの礼状から、聖下がガラバンダルの出来事に深い関心を抱いておられ、それを信頼できる方法で知らしめるべきだと強く願っておられることは明白である」。
1988年7月23日、バチカンにおける特別な一般謁見において──「特別」というのは、通常は水曜日に行われるところを、この日は土曜日に行われたからだが──ロベルト神父がガラバンダルの幻視者マリ・ロリとその家族を教皇に紹介した。ロベルト神父はマリ・ロリと夫ラフルール氏の三人の子のうちの一人、7歳になるマリア・ドロレス・ラフルールを抱きかかえ、教皇にこう言った。「教皇聖下、ガラバンダルの祝されたおとめの代理としてやって来た、あなたの一番小さな子どもたちのために特別な祝福を」。すると教皇は大きな声で叫んだ。「ガラバンダル!」