聖ホセマリア・エスクリバーとガラバンダル


2002年10月6日、教皇ヨハネ・パウロ二世は、世界中から集まった三十万人以上の人々が見守る中、ローマのサンピエトロ広場で、オプス・デイの創立者を列福した。
聖ホセマリアの祝日は6月26日。

聖ホセマリア・エスクリバー・デ・バラゲルとガラバンダルの出現との関係はあまり知られていない。1962年の夏、彼はカンタブリア州のスアンセスで数日間の休暇を過ごし、その間、オプス・デイのメンバーと思われる数人の若者を伴ってガラバンダルを訪れたという。彼は少女たちに喜びをもって大いに語りかけたが、少女たちはこの経験を何年経っても懐かしく思い出している。当時、1962年10月7日のサンタンデール司教の公式発表までは、多くの司祭がガラバンダルを訪れていたので、この訪問は珍しいことではなかった。

この話は、何年か後、誰かが少女たちにホセマリアの列福式の際に印刷された、彼の執り成しによって神の加護を願う祈りの写真を少女たちに見せた時に、偶然知らされた。その時、少女たちはこの出会いを嬉しそうに語った。もしホセマリアが聖母マリアの出現を信じていなかったら、自分の評判を落とすようなことはしなかっただろうし、少女たちと話をするために旅行に行ったことを他の人に話すこともなかっただろう。このことは、マザー・ニエベスも確認している。

マザー・マリア・デ・ラス・ニエベス・ガルシアは、オプス・デイの創始者が出現の間、町にいたことを幻視者の一人(マリ・クルス)が確認していると断言している。

マリ・クルスは自ら、『プエブロ・デ・マリア』(カトリックのメディア)に、司祭服をまとった彼を完全に覚えており、彼は微笑んでいて、若い学生たちと一緒に上がっていったこと、ポケットからキャンディを取り出して、その場にいた子供たちに配っていたことを語っている。──ルイス・サアベドラ神父著『ガラバンダル・希望のメッセージ』245ページ