聖ホセマリア・エスクリバー、「警告」を体験する

聖ホセマリアと福者アルバロ

聖ホセマリア・エスクリバー・デ・バラゲルは、コンチータが「警告」の中で述べた恵みを体験したと証言している。1954年4月27日、オプス・デイの創立者はアナフィラキシー・ショックに見舞われ、死の瀬戸際にあった。この反応はほとんどの場合、死を免れることができない。福者アルバロ・デル・ポルティーリョはこの日、ホセマリアと一日中一緒にいて、臨終の罪のゆるしを与えた。

少し経つと、オプス・デイの創立者は死んだ。アルバロ神父がこれを証言する。ところが数時間後、聖ホセマリアは回復し、次のように言ったのである。「私の息子アルバロ、私は今、死ぬとどうなるのかを知った」。

実はその日、主は聖ホセマリアに自分の人生全体を、まるで映画のように急速に見ることをお許しになったのである。これは聖ホセマリアにとって、ガラバンダルの「警告」の説明のような、神の裁きを予期させるものであった。

不思議なことに、この出来事の後、エスクリバーは糖尿病が完全に治っていることが判明し、再発もなく、インスリンが必要になることもなくなった。それは科学的に説明のつかない瞬間的な治癒であり、聖人に起こる出来事であった。

『ガラバンダル・希望のメッセージ」』 ルイス・サアベドラ神父、186ページ