脱魂状態で後ろ向きに歩く

少女たちはいつも、歩きながら聖母マリアを見ていた。岩だらけの牛道(放牧地と牛舎をつなぐ道)を、時には前に、時には後ろに。とくに夜には後ろ向きに歩いた(さらに感銘を与えるものだ)のだが、ガラバンダルに反対する人たちはこれを悪魔的だと指摘した。これは出現の信用をおとしめようとする、ばかげたひどい告発であった。実は、少女たちは祝された秘跡を前にして、背を向けるのではなく後ろ向きに歩いたのである。特に、彼女らが十字架を持って歩きながらロザリオを唱えていたときに! (悪魔的な人々は、十字架を持ったり、ロザリオを唱えたりはしないものだ)

これらの脱魂の行進は明らかに、悪魔的なしるしではなく、逆に出現の信憑性を示すもう一つの天的なしるしであり、毎日いつもロザリオを祈るように、祝された秘跡を前にして、敬意を表すようにとの戒めであった。

**動画の3分15秒のところで、夜間に岩の上を後ろ向きに歩いているのを見ることができる。