泥棒に遭ったコンチータの反応

1972年、コンチータは初めてアメリカに来て、ブロンクスのドミンゲス医師の助手として働いていました。毎日朝ミサに与った後、コーヒーを何杯か取って、そこでホームレスの人々にコーヒーをあげてから仕事に向かうのが日課でした。

ある日、オフィスに行くためにエレベーターで上の階に行こうとすると、一緒に乗っていた男性が階の間でエレベーターを止め、コンチータにナイフを突きつけました。コンチータがまだ英語がよく話せないことを理解できず、最後には「金だ!」と叫んだのです。

手元に20ドル(当時のレートで6千円ほど)しか持っていませんでしたが、それを泥棒に与えると、コンチータは考えられないことをしたのです! コンチータは泥棒に、薬物のために使うのではなく、食べ物を買うようにと言い、財布の中からスカプラリオを取りだして、それを泥棒にあげたのです! 私たちの間の聖人です。

(グレン・ハドソン氏の記事より翻訳)